
私は最近、鹿島市に引っ越してきたばかりで、この土地のことは分からないことだらけです。
SNSを眺めているときに何度も飛び込んできたのが今回ご紹介するお店、
祐徳せんべい屋 井手商店様です。
投稿を見るたびに
「ここ、なんだか気になる!」
とワクワク。
SNSだけでは分からないお店の空気感や、店主さんの人柄に触れられるのは取材ならでは。
今回の記事では、その魅力をお届けします!
門前商店街の老舗・井手商店のご紹介

今回訪れたお店は、なんと 大正元年(1912年)創業!
100年以上の歴史を誇り、昔ながらの店構えが今も変わらず門前商店街の真ん中にたたずんでいます。
代々受け継がれてきたのは、先代から守り続けてきた“せんべいの味”。
シンプルだけれど飽きのこない味わいは、地元の方にとってまさに懐かしいソウルフードです。
そして今の店主さんは、とっても元気いっぱい!
伝統を大事にしながらも、新しいことにも積極的に挑戦されています。
最近ではSNSでの発信にも力を入れていて、そのおかげでお店を訪れるお客さんがますます増えているんです。
店舗名 | 祐徳せんべい屋 井手商店 |
電話番号 | 0954-62-2754 |
住所 | 佐賀県鹿島市古枝甲1685 |
営業時間 | 8:00~17:00 |
お支払い方法 | 現金、各種クレジット、各種電子決済 |
定休日 | 不定休 |

代々受け継がれる、井手商店の味

お店の人気商品を伺ってみると、「生姜せんべい」「ゾンビランドサガ祐徳せんべい」など、思わず手に取りたくなるラインナップが並んでいます。

その中でもひときわ注目を集めているのが 「狐の嫁入りクッキー」。実はこれ、イラストやデザインが大好きな店主さんが、一からデザインを手がけて完成させたオリジナル商品なんです。
デザインへのこだわりは、可愛さやシンプルさはもちろん、見やすさや写真映え、そして何より“記憶に残ること”。そんな工夫が詰め込まれたクッキーは発売からわずか2ヶ月でなんと 1000枚を販売!驚きの人気ぶりです。
思いついたアイデアをすぐに形にしてしまう店主さんの行動力が、このお店の大きな魅力のひとつ。さらに、その魅力を広げる原動力となっているのが、SNSでの発信なんです。
昔ながら×SNS発信、新しい井手商店のカタチ

今回の取材で一番のメインと言ってもいいのが、このお店のSNSでの発信力です。
実際に私自身、お店を知ったきっかけもSNSでした。まさに“出会いの入り口”になっているのです。
店主さんは10年前からSNSを活用し、現在は4つの媒体を使い分けて情報を発信。
総フォロワー数はなんと 1万2000人!それぞれの特性を活かした投稿を続けています。
特に大切にしているのは「ライブ感」。
その日の出来事やお店の空気をリアルタイムに届けることで、親しみやすさや距離の近さを感じてもらえる工夫をしています。
こうした取り組みが若い世代の来店にもつながり、新しいファン層を広げているのです。

さらに注目したいのが、店主さんの“ものづくり好き”な一面。
お店の前には自動販売機が設置されており、そこには店主さん自身の似顔絵をラッピング。
ほかにもエプロンや商品のパッケージに活用され、ちょっとした“お店のシンボル”として存在感を放っています。
SNSとも連動させることで、「似顔絵の人に会いたい!」と来店されるお客様も少なくないのだとか。

実際の接客でも、その人柄は際立っています。
取材の際、遠方からのお客様が訪れると、店主さんはすぐに店頭に立ち、笑顔で対応。
その場の空気を明るく変えるトーク力は、長年の経験で培われたものです。
豆知識を交えた軽快なやりとりに、お客様の表情も自然とほころんでいました。
そして、店主さん自身が「お客様を喜ばせる一番のポイント」と語るのが「笑顔」。
人を楽しませる、その原点がいつも変わらずにあり、SNS発信にもリアルな接客にも生きています。
笑顔とユーモアでつなぐ、人と地域――井手商店の挑戦

せんべい作りにおいては、昔ながらの製法や見た目を大切に守り続けています。
その一方で、製造効率を高めるために新しい機械を導入。
さらに、自身がデザインしたイラストをお菓子に直接印刷できる機械も取り入れました。
こうして効率化や自動化を進めることで、お客様と向き合う時間を増やせるよう工夫されています。
自動販売機の設置もその一環です。
24時間いつでも商品を買えるようにすることで、お客様との接点をさらに広げる狙いがあります。
将来的には、自分そっくりのロボットが欲しいんです。バカげたことかもしれないけど、それで面白いことをして盛り上げたいんですよね
と語る店主さん。
ユーモアあふれる未来像も、このお店らしい挑戦心を感じさせます。
また、商店街全体についても熱い想いを持っています。
「地域の商店街の仲間と協力して、それぞれの魅力を全国に届けたい」
と言われていました。
これからも発信を続け、地元を盛り上げたいという気持ちが強く伝わってきました。
最後に、お客様へのメッセージをいただきました。
「SNSで私を見たことがある方は、もうお友達みたいなものです。知り合い感覚で“つるちゃん”って気軽に声をかけてください!」
笑顔とユーモアを武器に、これからも人と人をつなぎ続ける店主さん。お店に足を運べば、きっとあなたも“つるちゃん”に会いに来たくなるはずです。
取材をしてみて

今回の取材を通じて感じたのは、このお店には 伝統と新しさ、そして店主さんの人柄がぎゅっと詰まっているということ。
100年以上守り続けられてきた昔ながらの味と店構え。
そこに店主さんのアイデアから生まれたユニークなお菓子や、似顔絵を使った遊び心。
さらにSNSを駆使した発信力で、若い世代までしっかりファンを広げている。
どこを切り取っても「面白い!」と思わせてくれる魅力でいっぱいでした。
そして何よりも心に残ったのは、店主さんが語ってくれた
「笑顔こそがお客様を喜ばせる一番のポイント」
という言葉。
伝統を大切にしながら、新しい挑戦を惜しまない姿勢。
地域を盛り上げたいという熱い想い。
鹿島市を訪れたら、ぜひ立ち寄ってほしい場所です。
あなたも、店主さんの笑顔に出会いファンになってしまいます!
情報リンク

※SNSをご覧になったお客様には、「きつねの嫁入りクッキー」を通常600円のところ、500円でご提供いたします。