
最近、世の中ではレトロブームが広がっていますよね。
そんな折、私が日常のドライブ中に「最近ちょっと動きがあるな」と気になっていた一軒の民家がありました。
調べてみると、どうやら新しい雑貨屋さんがオープンしていたのです!
そこで今回は、新しく開店された 「SIDE1」様 を取材させていただきました。
日常の中に小さな発見。雑貨屋『SIDE1』オープン

今年7月にオープンしたばかりの「SIDE1」様。
できたてホヤホヤの新しいお店で、店内にはさまざまなレトロ家具や雑貨が並んでいます。
場所は嬉野市役所から武雄方面へ向かう途中にあって、ドライブしていても
あ、ここ気になる!
と思わせる雰囲気のある建物です。
お店の前には車が2台ほど停められるスペースがあるので、車でふらっと立ち寄れるのもいいですね。
店主さんに聞いたところ、この場所を選んだのは
「建物の雰囲気とお店のコンセプトがぴったりだったから」
とのこと。
なるほど、外観からすでにそういうオーラが出ています。
そしてお店の名前「SIDE1」の由来は、とある物語に登場する“ジャンク屋”のオマージュ。
遊び心がにじむネーミングに、思わずニヤッとしてしまいました。


初めて訪れた私もすぐに親しみを持てて、「ここはきっと楽しいものに出会える」と感じました。
店内に置かれた雑貨や家具は、ただの“商品”ではなく、お店のコンセプトそのものを表現しているようでした。
店舗名 | SIDE1(フルモノ家具・雑貨) |
住所 | 佐賀県嬉野市塩田町大字久間甲897-6 |
営業時間 | 不定期Open(インスタをご確認ください) |
お支払い方法 | 現金のみ |
定休日 | 不定休 |

“楽しい出会い”が待っている空間

SIDE1さんの大きなテーマは「昭和レトロ」。
昔のよきものを大切にしつつ、今だからこそ新鮮に感じられる空気をぎゅっと詰め込んだお店です。
お店に一歩足を踏み入れると、まず広がるのはレトロチックな雰囲気。
どこか懐かしくて、思わず肩の力が抜けるような空気感に包まれます。
お客さんからは
おばあちゃんちみたい
この感じが落ち着く
といった声をいただくこともあるそうで、店主さんもその言葉に思わず笑顔になるのだとか。

そんな雰囲気がきっかけで
「ちょっと手に取ってみたい」
「これ欲しいかも」
と思ってもらえるなら、それが一番嬉しいそんな想いでお店づくりをしているそうです。
人それぞれ好みは違います。でも、この空間なら誰かの心にピタッと響くものがきっとあるはず。
では、気になるのはやっぱり――このお店にはどんなアイテムが並んでいるのか、ですよね。
懐かしいのに新しい。暮らしになじむレトロ雑貨

セレクト基準はとにかく“レトロ”。
ただ古いだけではなく、状態がよく、いま手にしても十分に使えるものを選び抜いています。
とくに大切にしているのは「雰囲気」。
どの商品も店内の空気感にしっくり溶け込み、並んでいるだけで物語を感じさせてくれます。

陳列にも力を入れていて、店内を歩いていると“宝探し”をしているような感覚に。
ジャンルはオールジャンルですが、不思議と統一感があり、自分の好みにぴたりとハマるものを見つけたときのうれしさは格別です。
取材中に見せてもらったのは、台所で使う三角コーナー。
見慣れたアイテムなのに、裏側には「MADE IN JAPAN」の刻印が。
ほかの商品もそうですが、昔のものはとにかく丈夫で長持ちするものばかり。
今のように大量生産・大量消費を前提とした品物ではなく、“ひとつを長く大切に使う”ことが前提に作られているのです。
改めて手にして感じたのは、“昔のものには昔ならではの良さがある”ということ。
懐かしいのに新鮮で、レトロなのに今の暮らしにもなじむ――SIDE1さんの商品たちは、そんな不思議な魅力にあふれていました。
商品に決まりはなし。発想次第で広がる楽しみ方

SIDE1さんの店主が大切にしているのは、「商品の楽しみ方に決まりはない」ということ。
用途通りに使わなくてもいいし、自由にアレンジしてくれて構わない。
先日インスタで見かけたお客さんの投稿では、思いもよらない使い方をされていて
「そんなアレンジもあるのか!」
と驚いたそうです。
まさに自由な発想で楽しんでほしい、という気持ちが伝わってきます。
お店には椅子も用意されていて、訪れた人には時間を忘れて、懐かしさに浸りながらゆっくり商品を眺めてもらいたいとのこと。
「商品について分からないことがあれば遠慮なく聞いてください」
と笑顔で話してくれました。
ただし
「でも、聞かれても分からないものもいっぱいあるんですよ(笑)」
とお茶目な一言も。
お客さんとのコミュニケーションを心から楽しんでいる様子が印象的でした。
今後は洋風レトロな商品も増やしていきたいとの展望も。
けれど根っこにあるのは「どこか懐かしい、みんなのおばあちゃんちみたいな空間でありたい」という想いです。
訪れる人にとっての“居心地のよい場所”を目指しながら、SIDE1さんはこれからも進化していくのでしょう。
自由に楽しんでほしい――店主の想い

実際に訪れて取材をしてみて感じたのは、SIDE1さんはただの雑貨屋さんではないということ。
昭和レトロな家具や雑貨はもちろん魅力的ですが、それ以上に“お店全体の雰囲気”が心地よく、つい長居してしまいたくなる空間でした。
店主さんの「自由に楽しんでほしい」という言葉どおり、商品の使い方に決まりはなく、思い思いにアレンジできる楽しさがあるのも大きな魅力。
商品ひとつひとつに昔ならではの丈夫さやぬくもりがあり、眺めているだけで不思議と懐かしい気持ちになれました。
そして何より印象的だったのは、店主さん自身の温かい人柄。
質問をすれば笑いながら答えてくれて、ときには「それは分からないんですけどね(笑)」と冗談を交えたり。
そんなやり取りも含めて、このお店にしかない体験だと感じました。
「みんなのおばあちゃんちみたいな場所でありたい」という想いの通り、SIDE1さんは訪れる人を自然とリラックスさせてくれる空間です。
懐かしいものに出会いたい方も、新しい発見を探している方も、きっと楽しめるはず。
ぜひ一度足を運んでみてください。
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