
武雄市に新しくオープンする「おむすびコロコロ」さん。
その店名を聞いた瞬間、「えっ、おむすびの専門店?」と少し驚きました。
オープン前からInstagramで見かけるおしゃれな投稿に、「どんなお店なんだろう」とずっと気になっていたんです。
場所は武雄消防署前の交差点を曲がり、線路方面へ進む途中。
シンプルな外観ながらも存在感のある看板が目印です。
通りがかりでもすぐに見つけられるわかりやすさと、そこに漂う“こだわり感”に、思わず足を止めてしまいました。
今回は、そんな新しい店舗「おむすびコロコロ」様の魅力をご紹介します。
店舗情報
| 店舗名 | おむすびコロコロ |
| 住所 | 佐賀県武雄市武雄町富岡12519-1 1F |
| 営業時間 | インスタ参照 |
| お支払い方法 | 現金 各種クレジット |
| 駐車場 | 4台 |
| 定休日 | 不定休 |
地元・武雄で生まれた“お米を味わう”おむすび屋さん「おむすびコロコロ」

お店を始めるきっかけは、数年前の米不足の時期。
備蓄米が多く流通したことをきっかけに、
「本当に美味しいお米とは何だろう?」
と改めて考えるようになったそうです。
佐賀県は全国でも有数の米どころ。
「地元のお米の美味しさを、もっと多くの人に再確認してほしい」
そんな想いから、おむすび専門店「おむすびコロコロ」が誕生しました。
ここ武雄にお店を構えたのは、店主さんの地元であること、そして多くの方とのご縁に恵まれたから。
オープンに向けては、本当にたくさんの人たちから応援をもらったそうです。
お店には特別なターゲット層はなく、
「誰でも気軽に立ち寄れる場所」
を目指しているとのこと。
武雄でごはんを食べよう
と思ったときに、自然と候補に挙がるようなお店になりたい――そんな言葉が印象的でした。


店内は、入ってすぐに見える厨房が特徴的。
漆喰で仕上げられた壁が、清潔感と温もりを感じさせてくれます。
明るく落ち着いた空間づくりが、おむすびをより一層おいしく感じさせてくれるようでした。
そして気になるのは、やはり店主こだわりのおむすびメニューたち、、、
地元の恵みをにぎる。おむすびコロコロの人気メニュー紹介

今回は、店主おすすめのメニューを実際にいただきました。
オープン前には40種類以上の候補を考えていたそうですが、その中から約半分に厳選。
お米も具材も“高級さ”ではなく、“本当においしく食べられること”を基準に選び抜いたといいます。
お店のコンセプトは
「シンプルにお米を味わってもらうこと」。
そのため、常に炊きたてのごはんを提供し、ふっくらとした香りと粒立ちを大切にしています。
ひと口食べるたびに、
あぁ、やっぱりお米っておいしいな
と感じられるような、そんな一杯を目指しているそうです。
今回は、その中でも特に人気の三品を試食させていただきました。

まずは「佐賀牛すき焼きおむすび」。
佐賀牛を贅沢に使い、甘辛いタレで仕上げた一品です。
やわらかいお肉の旨みと濃厚なタレがごはんにしっかりと染み込み、
“贅沢なのにほっとする味”という言葉がぴったり。
高級な佐賀牛を、気軽におむすびで味わえるのが魅力です。

続いて「炙り特級海苔おむすび」。
有明産の特級海苔を使い、提供直前に炙ってくれるため、口に入れた瞬間にパリッとした食感と香ばしい香りが広がります。
お米と海苔だけというシンプルな構成ながら、その分、素材の良さが際立つおむすびです。
これぞ、おにぎり!
と言いたくなるような一品で、迷ったらまずこれを選ぶのがおすすめです。

そして最後は「武雄肉吸い」。
名前から牛肉を想像する方も多いと思いますが、こちらは地元名産の若楠ポークを使用。
やわらかい豚肉の旨みと、だしの香りがふんわりと広がる滋味深い味わいです。
店主いわく、
「昔からこの豚肉が本当においしいと思っていて、ぜひ使いたかった」
とのこと。
おむすびとの相性を考えて設計された一杯で、具だくさんなのに優しい味わいが印象的でした。
「おいしいものだけを出したい」
という言葉どおり、
どのメニューも丁寧に選び抜かれた素材と、まっすぐな想いが伝わってきます。
シンプルだからこそ感じられる、食材の力強さと優しさ。
それが「おむすびコロコロ」の魅力です。
人を想い、味を磨く。店主のこだわり

おいしいおむすびを作るうえで、店主さんが一番大切にしているのは“人”だそうです。
スタッフの皆さんや仲間とのチームワークを何よりも大切にし、
日々いろんな試作をしながら
「どうしたらもっと美味しくなるか」
を一緒に考えています。
「仕事ばかりになってしまうと、いいものは作れないんです」
と店主さんは語ります。
仕事も大切ですが、それ以上にプライベートの時間を大事にしてほしいという想いがあるそうです。
作る人が楽しんでこそ、美味しいものができる――その考え方がスタッフにも伝わり、お店全体にあたたかい空気が流れています。
今後は「おにぎりグランプリ」や「具のコンペ」など、
おむすびを通して地域をもっと盛り上げていきたいとも話してくれました。
おむすびが、人と人をむすぶきっかけになればうれしい――そんな未来への想いが感じられます。
最後に、店主さんからお客さんへのひとこと。
「美味しいお米を食べてください。」
そのシンプルな言葉には、地元・佐賀のお米への誇りと、
“お米を食べる喜びをもう一度感じてほしい”という願いが込められていました。
佐賀県民として、日本一おいしいお米を食べられるこの環境を、
これからも大切にしていきたいですね。
おむすびコロコロを取材して

取材を終えてまず感じたのは、「おむすびコロコロ」さんのおむすびは、とにかく“お米が主役”ということです。
ひと口食べると、お米の甘みと香りがふわっと広がり、具材との相性も絶妙。
どのメニューも、素材そのものの良さを大切にしているからこそ生まれる“自然なおいしさ”があります。
炊きたてのおむすびは、ひとつずつ丁寧に握られていて、ふっくら。
定番の具材もひと味違い、
また食べたい
と思わせてくれる力があります。
味の奥には、試作を重ね、素材と向き合ってきた店主さんたちの誠実な姿勢が感じられました。
シンプルだからこそ難しい“おむすび”という料理。
その中で、お米の美味しさを最大限に引き出しているのが「おむすびコロコロ」さんの魅力です。
武雄を訪れた際には、ぜひ立ち寄って、炊きたてのおむすびの香りと味わいを楽しんでみてください。
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